宮大工について☆彡

宮大工について

こんにちは。白鳳社寺広報インターンの永野です。

皆さん「宮大工について」どのくらい知っていますか?私の中では、なんとなく神社仏閣を建てる人たちというイメージしかありませんでした。今回は、白鳳社寺で行われている「宮大工」についてご紹介していきます。

・宮大工とは?

具体的な仕事内容は、神社や寺院といった伝統建造物の新築・修理・保存作業です。社寺の部材ひとつひとつに厳しい基準があり、木材選びから始まり、年輪や木目の向きを見極めた上でカンナ掛けやホゾ組みを行います。現場では寸分の狂いも許されないため、「現場主義」での打合せや確認作業が不可欠です。まさに建造物に新たな命を吹き込むような仕事だと思いました。

・特殊な道具と技術の紹介

宮大工について紹介するうえで欠かせないのが、独自の大工道具です。ノコギリ1つとっても、普通の大工とは形や刃の細かさが違います。中でも印象的なのは、「ノミ」と呼ばれる木組みを生み出す道具です。「ノミ」には目的によって沢山の種類があります。主に「叩きノミ」や「突きノミ」があります。「叩きノミ」とは柄の先端的にカツラと呼ばれる金属がついており、ここをげんのうで叩いて木の細工を行います。「突きノミ」は柄の部分が長く、こちらは両手で握り、突きながら切削を行います。その他には、仕上げに使われる「さらいノミ」や「薄ノミ」と呼ばれるノミもあります。この道具は大工にとって最も使用頻度が高く、大事な仕事の道具であると言えます。また、「カンナ」と呼ばれる木材の表面を削って平らにし、滑らかに整えるための道具です。カンナは機材を削るための重要な工具であり、その基本的な構造は非常にシンプルですが、使い方によっては大きな違いを生むことができます。「カンナ」は主に「台」と「刃」の二つの部分で構成されています。この二つの要素が互いに協力し合い、木材の表面を滑らかに仕上げる訳ありを果たしています。また、台の形状によっても操作性が変わるため、自分に合って台を選ぶことが大切です。カンナは木工において非常に広範な影響を及ぼす道具であり、その使い方や技術をマスターすることが、より高いクオリティの作品作りにつながっていくのです。

・宮大工に求められるスキル

宮大工についてさらに知ると必要なスキルの多さに圧倒されます。まず木材の目利きは必須で、木の種類や年輪の状態、乾燥具合を瞬時に判断する力が求められます。続いて、図面を読み解く力、現場ごとに最適な加工法を導きだす応用力。そして根気強さや集中力、仲間とのコミュニケーションも重要です。技術面だけでなく礼儀や職場での振る舞いも伝統とされています。

・宮大工を目指すための資格や学び方

1つ目は、伝統的に弟子入りして経験を積む方法。宮大工の工房に直接入り、親方や先輩から技と心構えを学びながら数年かけて技術を磨きます。もう一つは、建築系の専門学校・大学で木造建築や伝統構法を学び、さらに建築士資格を取得してから宮大工の現場で働くパターンです。弊社では資格がなくても宮大工に挑戦することができます。現代では女性や外国人もその道を志すケースが増え、世界に誇る宮大工についての伝統はさらに広がりを見せています。

・まとめ

宮大工について深く知るほど、その伝統と革新に胸が熱くなります。彼らは日本の歴史を現代につなぎ、地域や社会に大きな価値をもたらしています。もし新たなキャリアや日本文化の継承に興味があるなら、ぜひ一度、宮大工についての世界を見てみてはいかがでしょうか?

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